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 2008/06/29
 

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 アルファマスクで綺麗なコラージュ(V3.22+AlphaMaskで作成) 
アルファマスクとは?

 一言で言うと、透明度を付加した選択・・・と言われても分からないですよね(^^;)
PDNでは選択範囲のぼかしはできません。綺麗にコラージュするための方法として、選択した画像をコピペしてFeatherでエッジをぼかす事を紹介してきました。ただ、色々と状況によって満足出来ない場合があります。そんなときの一つの解決策がアルファマスクです。理屈を述べるより、実際に試してみましょう。

アルファマスクはこちらからダウンロード
http://paintdotnet.forumer.com/viewtopic.php?f=16&t=2178



1.新規レイヤで画像をなぞって描く

読むのが面倒な方、動画でどうぞ(^^)音量にご注意ください。
youtubeに高画質動画があります。
ロータス・エリーゼという車を題材に選びました。
元画像はflickrの二次加工許可のフリー画像を利用しています。
http://www.flickr.com/photos/fleur-design/2306132291/in/set-72157594181908166/

新規レイヤを作り、黒で塗り潰します。
ブレンドモードを「スクリーン」にします。
白で輪郭をなぞって描きます。「直線/曲線」でブラシの太さは3が良いです。
線の重なり具合を見る為に、不透明度を下げて描くと綺麗になぞることができます。
細かい所は、ペイントブラシを使ったりして描いてください。
線がはみ出したりしたら、黒ではみ出したところを塗ります。「直線/曲線」を使えば、はみ出したところを綺麗に修正できます。

もし、背景が白っぽく、切り取る画像も白っぽいものでしたら、白で塗り潰し、ブレンドを「増殖」にして、黒で描いてください。完成後、反転させれば同じです。(プラグインのアルファマスクを掛けるときに反転もできます)

2.なぞった線画を塗り潰しマスクにする

背景(元画像)表示のチェックを外すと、白黒の絵になります。
不透明度は255に戻します。
ペイントバケツを選択し、許容範囲を90%にします。
全部真っ白になる場合は、許容範囲を下げます。ムラが出来たところはブラシなどで塗ります。
それで、塗り潰すと白黒のマスクの出来上がり。


マスクをPNGファイルで保存します。
つまり、この状態、元画像の表示をOFFにしたまま、「名前を付けて保存」を選択し、ファイルの種類をPNGにするわけです。
私は、「mask.png」にしました。保存したら、【Ctrl】+【Z】で元に戻します。
うん?あれ?リアウインドウを消すのを忘れた(笑)この後直しました。
3.元画像にアルファマスクをかける
元画像(背景)を選択し表示させてください。マスク(レイヤ2)は非表示にして下さい(もういらないので削除しても良いです)
「効果」−「Object」プラグインの「AlphaMask」を選択します。画像が一旦、半透明になりますが、ここで、「Browse」をクリックし、先ほど保存したマスクを選択します。
車だけがアンチエイリアスのかかった綺麗な画像に切り取られます。
マスクの白から黒が透明度に置き換えられているのです。マスクでアンチエイリアスになってるところはグレーですから、その濃さに応じて、透明度も変わっています。それでアンチエイリアスのかかった状態で切り取る事ができるのです。



4.後は好きな背景に張り付けて完成!
背景は同じくflickrの二次加工許可のフリー画像を利用しています。
http://www.flickr.com/photos/saital/17949827/

張り付けただけでは、単なる切り張りですから、後は作品になるように加工します。
この例では、雲海の画像を車の上のレイヤにコピーし、「効果」の「雲」をアルファマスクにして、雲海にかけ、車半分ぐらい上を透明グラデーションで消しています。そうすると、車の下の方にもやもやと雲が残ります。

後は車の影を作ってお終い。結構簡単なわりにCMっぽい感じの絵になりました。
少し、フリンジが出ているところもありますが、後は細かく消しゴムなどで修正しましょう。ここでは、アルファマスクの紹介ですので、張り付け後の修正はしていません。




PDNによるアルファマスクは、このようなくっきりと綺麗なアンチエイリアスのかかった状態で画像を切り取る時に便利です。素材に合わせて、切り取り方法を選択しましょう。


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