このページの最終更新 2008/12/29 |
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綺麗な色変え (V3.22+FeatherV1.0+Curves+V2.4で作成) | |||||||||||||||||||
<'08/12/29>追記 (以下の方法は、色々な小技を覚えるために、ややこしい事をやっています。簡単に色を変えたいときは、プラグインのConditional Hue/Saturationを使うと便利です。Conditions の Hue Range を動かして、ピンクの色相を囲み、Hue Action のスライダを動かして好きな色にします。) 洋服の色だけを変えるというのが、レタッチにはよくあります。PS(Photoshop)を使った事がある人がPDN(Paint.NET)を使うと先ず最初に、選択範囲の拡張や縮小、境界のぼかしができない事に気づき、服の色変えみたいなレタッチには向かないなと思うはずです。PDNでも少し工夫すれば選択範囲の拡張やぼかしはできます。
レタッチは如何に上手に選択するかで決まるようなものです。通常の選択のみで色合いを変えたのが真ん中の画像です。結構きれいに選択したのですが、やっぱりギザギザが出てしまいます。 右端の画像は、PDNで選択範囲の拡張と境界のぼかしを使ったレタッチです。PS並でしょ?(笑)
さて選択範囲の拡張、縮小はどうするかというと、ぼかしマスクを作るとできます。理屈が面倒な人は読み飛ばしてください。 簡単に四角のマスクで説明します。 右は150x150のキャンバスを黒く塗りつぶし、100x100で切り取ったものです。これがマスクになります。 それに、ガウスぼかし半径2を掛けます。 ぼかしは、元の境界から2ピクセルづつ、内外にかかります。
もうお分かりだと思います。この様にして、選択範囲のマスクを作り、ぼかしを掛けて、魔法の杖で許容範囲を変えてクリックすれば1pixl毎の範囲の拡張、縮小が出来ます。もちろん、ぼかすときに半径を大きくすれば大きく拡張、縮小できます。 |
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●実例:服の色変え 選択範囲が変更と、境界のぼかしはセットです。例によって、FeatherとCurves+を使います。 このモデルさんのピンクの服を人物と違和感なくブルーに変えます。 (画像入手先 http://www.flickr.com/photos/64749744@N00/14299613/ ライセンス) 1.服の選択 色がハッキリしてるので、服だけを選択するのはそれほど難しくはありません。私は、投げ縄でアバウトに選択し、不要部分を魔法の杖で減算して選択しました。 2.マスクの作成 選択したら、新しいレイヤを作り、選択範囲を反転させ黒く塗りつぶします。 3.マスクにぼかし 選択を解除しガウスぼかしで半径2をかけます。 4.マスクで再選択 魔法の杖でマスクレイヤーの色の無いところを許容範囲70%で選択します。 2と比べると選択範囲が拡張されたのが良く分かりますよね。 |
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5.背景レイヤー選択 マスクレイヤーを非表示にします。 レイヤーを元画像の背景(つまりモデルさんの画像)を選択します。 6.選択範囲のコピーレイヤーを作る 選択範囲をコピーします。 新規レイヤーを作って、張り付けます。つまり、服のコピーレイヤーを作るワケです。選択を解除します。 (説明画像では、元画像(背景)を非表示にしてます) 7.境界をぼかす 服のコピーレイヤーにFeatherをかけます。Amount 3 Shrickで、2回かけました。(効果を繰り返す時は【ctrl】+【F】で出来ます) 8.色合いを変える いよいよ、服の色変えです。ここでは、「色合い/鮮やかさ」を使って、色合いを−120にしました。 |
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9.Alphaを調整して完成 8の工程でまだ、服と肌がしっくり馴染まないので、Curves+でAlphaを調整します。 出来上がりがこんな感じ。なかなかでしょ? 画像にマウスのポインタを載せると、元画像になります。見比べてください。 ところで、私のFeatherの使い方がGrowにしたり Shrickにしたりで、どっちがいいんだ?と思う人もいると思います^^; 基本的には今回のように、明らかに選択範囲を拡張してる場合はShrick、ぎりぎりに選択してるときや、エッジを立てたい時はGrowを使うようにしてます。要は、切り取った画像の端のどのピクセルをはっきり残すかによって変えてます。後はやってみて、背景と馴染みが良い方を撰ぶってところです(結局テキトー(笑)) |
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