このページの作成日 2008/03/06 |
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簡単露出補正(V3.22+プラグインShadow/Highlight Recoveryで作成) | |
逆光で真っ黒になった森が蘇る! 画像にマウスのポインタを載せるとレタッチ後に変わります。 これは、Shadow/Highlight Recoveryというプラグインで処理したものです。空の色は変わらず、森の色だけが明るくなっています。葉っぱなどのディテールもよく出ています。 これ、実はPhotoShopのCSシリーズに登載されたとっても評判のいい「シャドウ・ハイライト」と同じようなプラグインなんです。 |
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●プラグインの超簡単説明 上のレタッチ例は「Basic」の「Shadows」を100にし、「Advanced」の「Smoothing」−「Local Contrast Intensity」を50にしただけです。 「Basic」 ・シャドウの設定値を上げると影の部分だけが明るくなります。 ・ハイライトの設定値を上げると、逆でハイライトが暗くなっていきます。 ・スムースでシャドウとハイライトの馴染みを良くします。 「Advanced」では、さらに細かく調整できます。「Local Contrast Intensity」は、木の隙間から見える空を調整しています。つまり、明るすぎないようにしています。 (詳しくはプラグイン「Shadow/Highlight Recovery」参照下さい) さて、これではレポートになりませんので(^^;) どんな風にすごいのか、色々な補正方法で画像とヒストグラムを見て比べてみます。 |
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1.元画像 実は、コレ私が撮った写真なんですが、暗いほうにピークが立って、如何にも露出の失敗って感じです。 これはこれでこの写真を使った記事では森の神々の怒りなどを表現したかったので、良かったのですが、普通に見ると、酷い写真です(苦笑) 空の色はそのままで、森だけを明るくしたい。3種類の方法でやってみました。 |
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2.ガンマ調整の画像 私は普通、ガンマ調整で済ませますが、森だけを明るくするのには向きません。森の緑を出すために、かなり大きく調整した結果、空の色まで明るくなってしまっています。 森だけを選択してという手もありますが、結構面倒ですし、できたとしても森の色はこんな感じです。なんだか、メリハリがありません。 ヒストグラムを見ると、かなり荒れてます。 |
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3.ブレンド調整の画像 これは、森の部分だけを魔法の杖で選択コピーし、新規レイヤに張り付け、Featherでエッジ処理し、ブレンドをスクリーンにしたものです。一枚では暗かったので森のレイヤを2枚にし、2枚ともスクリーンにしてます。 手間をかけた分、それなりに見えますが、ディテールはぼやけてます。 ヒストグラムでも良く分かります。 |
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4.Shadow/Highlightの画像 最後に、プラグインでの補正 選択範囲は無く全体にかけてます。上の2枚より格段に綺麗です。緑にもメリハリがあります。ディテールもはっきりしてます。 ヒストグラムを見ても、櫛がほとんどない。つまり、それだけ自然に近い形で補正してくれてるワケです。 明るい方のピークの位置も元画像と同じでかつ、綺麗に上がってます。全体のバランスが良くなっているのが分かります。 |
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5.結論、絶対お勧め!! フォーラムのサンプルでは、かなり強めにかけているため、返って不自然に見えてましたが、いざ使ってみると、ものすごく良いプラグインだと思いました。写真のちょっとした補正だけなら、このプラグインがあればPaint.NETで充分だと思います。漠然とPhotShopのCS欲しいなぁ・・・でも高いからなぁ・・・思ってる貴方!先ずはPaint.NETを試しましょう! おまけ 「PDNっていちいちプラグイン入れないとダメなの?フリーで簡単なのないの?」という人も居ると思います。(^^;) もっと、簡単にというのであればフリーソフトのJtrimという手があります。Jtrimには標準で「シャドウ・ハイライト」があります。シャドウとハイライトの二つの調整しかありませんがなかなか綺麗に補正してくれます。Jtrimは非常に軽く、PCを撰ばず(98〜対応)1秒もあれば立ち上がります。写真の補正に特化したフリーソフトで、レイヤーとかありませんが、ちょっとしたエフェクト類もありますし、文字入れもできます。初心者向けとして非常に人気の高いフリーソフトです。もちろん私の好きなフリーソフトの一つでもあります。 超初心者には嬉しい自動補正などは、PDNより格段に優れ(というか、PDNの自動補正酷すぎ(^^;))、PSの自動補正並に綺麗に補正してくれます。 なんでもかんでもPDNというワケではなく、用途によって使い分けるのも良い方法です。 というわけで、最近マニアックな内容が多かったので、誰にでも役立つ内容(のつもり)をお送りしました(笑) |
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