このページの作成日 2008/06/18 |
だっぺ屋サイト↓ |
Paint.NET公式サイト↓ |
マニュアルメニュー | TOP | 機能と使い方 | プラグイン | レタッチ例 | 効果使用例 | ギャラリー |
トリミングでズーム(V3.31+AlphaMaskで作成) | |
左の写真をトリミングしてズーム写真のようにしてみました。私はカメラの事は全く分からないので(汗)実際にズームしたとき、こういう風に写るのかどうか分かりませんが、まあ出来は別としてレタッチのヒントとしてご覧下さい(^^;)カメラが趣味の人なら、もっとリアルに作れると思います。 例によって、flickrから画像を拝借してます。(photo by Peter Duhon) 作り方は簡単です。基本的には、トリミングして、対象人物を切り抜き、背景をぼかして人物を重ねるということです。リアルに見せるために、少し工夫しますけど。 さて、人物の切り抜きには、プラグインのアルファマスクを使用します。初めての方は「アルファマスクでコラージュ」を参考にしてください。 アルファマスクはこちらからダウンロード http://paintdotnet.forumer.com/viewtopic.php?f=16&t=2178 |
|
1.トリミング 現在のデジカメは最低でも300万画素ぐらいありますので、普通のスナップ写真からでもweb用なら、小さくトリミングしても充分に使えます。 「四角形選択」でアップ画像にしたいところを囲み、「イメージ」−「選択範囲に合わせてトリミング」をクリックするだけです。予め、サイズを決めたいなら選択を「固定サイズ」に、縦横比を決めておきたいなら「固定比率」で選択します。 単なるトリミングなら、これでOKですが、目的はズーム写真のようにすることです。奥がもうちょいぼけないと・・・ さて、トリミングしたら2枚コピーレイヤを作ります。つまり、この写真が3枚になります。 |
|
2.人物のマスクを作る
新規レイヤ(レイヤ4)を作り、モデルさんのマスクレイヤを作ります。「アルファマスクでコラージュ」で詳しく説明していますので、簡単に 新規レイヤを作り、黒で塗り潰します。 ブレンドモードを「スクリーン」にします。 白で輪郭をなぞって描きます。「直線/曲線」でブラシの太さは3が良いです。 マスクを塗り潰します。 マスクをPNGファイルで保存します。 保存したら、【Ctrl】+【Z】で元に戻します。 細かいほつれ毛はマスクの必要はありませんが、ある程度の太さの髪はマスクにします。これ重要です。 |
|
3.コピーレイヤにアルファマスクをかける コピーレイヤ(レイヤ3)を選択します。マスク(レイヤ4)は非表示にして下さい。 「効果」−「Object」プラグインの「AlphaMask」を選択します。画像が一旦、半透明になりますが、ここで、「Browse」をクリックし、先ほど保存したマスクを選択します。 人物だけがアンチエイリアスのかかった綺麗な画像に切り取られます。 |
|
4.背景をぼかす
マスクレイヤを選択し人物を魔法の杖で選択します。そのまま、コピーレイヤ(レイヤ2)を選択し【Delete】で背景から人物を削除します。削除したらガウスぼかしをかけます。ここでは半径4にしてみました。 |
|
5.マスク以外のレイヤを全て表示させて完成 どうでしょうか?結構リアルっぽいズーム写真に見えませんか?トリミングしただけの画像に比べると、当たり前なんですが遠近感が出て、結構いい感じじゃないでしょうか?尚、ぼかした背景と元画像の背景は、ほんの少し「曲線」で暗くしています。 今回のポイントとしては、背景の人物を切り取ってぼかすというところです。切り取らないと人物のぼかしが切り取った人物の周りに現れてしまうのと、ぼかすことによってマスクでは作れなかった髪の毛など細かいところが元画像で多少ですが再現できるわけです。この画像は小さいので、細かいほつれ毛が見えませんが(爆) あまり、ぼかしすぎると、元画像の背景が見えてしまうので、ぼかしは程々に。 |
|
6.オマケ よくあるモノクロ写真で一部カラーなんてのも、カラーにしたいところを切り取って、背景を白黒にし張り付けたほうが、簡単で綺麗にできます。 |
|
|